平成19年度(2007年) 松林 信吾 会長

基本方針

探そう!開けよう!未来への夢の扉
今日の私達をとりまく環境は、大企業を中心に一部ではバブル期を思い出される様な話題が聞かれるように、いざなぎ景気を超え戦後最長の景気回復期といわれています。
しかし、私たち半田商工会議所青年部会員においてはどうでしょうか?一人ひとりが実感できる地域経済の発展があったのでしょうか?
従来の景気回復期とは異なる地域の経済格差や消費の伸び悩み、雇用形態の変化に伴う実質所得の減少などの問題からも、比較的元気だと言われているこの愛知県を経済基盤としている私たち半田商工会議所青年部会員の中にも、実際には「景気回復の実感がない」と言われる意見がいまだに多く聞かれます。
私たち半田商工会議所青年部会員は、それぞれ自社に戻れば経営者もしくは経営幹部、後継者であり、自らが率先して自社の安定および成長を支え経営をリードしていく為にさまざまな取り組みをしています。
しかし、その中で私たち自身が『 夢 』を語ることの必要性を認識し、周りに伝えられているのでしょうか?リーダーが『 夢 』を描くことができなければ、周りの人達は目標を持つことができません。目標の定まらない人や組織は必ず迷い、時には力を失います。私たちは、自らの『 夢 』を周りと語り合い理解し合ったうえで共有することが必要です。
あらためて青年部活動を振り返れば、『 夢 』を形にするために始まったサンタ事業は、すでに15年目を迎え地域に認めていただける事業に育ちました。また平成12年度には全国会長研修会を主管し大成功に終えることもできました。こうした成功の基には、リーダーとしての強い自覚と地域の発展に貢献しようとする気概を持った活動、お互いに思いやる気持ちを忘れずにコミュニケーションを重ねた活動、そして『 夢 』を語り合い共有できた活動があったからこそ成功につながったと考えられます。
平成19年度を迎えるにあたり、まずは半田商工会議所青年部に入会した頃の初心に戻り、綱領・指針の意味を再認識した上で、厳しさの中にも楽しさ、そして魅力を見つけ出すことのできる青年部活動を進めていきます。また、日常の話題から自社のかかえる問題等を気軽に、時には熱く語り合う場として活用する方法を考えていきます。
これらを基に、身近な成長企業経営者から経営者としての基本を学ぶ機会や、青年部企業間の情報交換を進めると共に、他単会や地域を含め今まで培ってきたネットワークをより力強いものにする活動を進めることと、多くの新入会員との出会いの場となる活動を進めます。
同時に会員相互のサポート体制の構築を目指した新たなコミュニケーションツールの導入検討、会員同士で未来の後継者を育てる活動にも取り組みます。
また、地域との更なる結びつきを深める活動、起業を夢見る青年部会員の卵が誕生する機会も創造していきます。これらを通し会員が3年、5年、10年後の、さらに先の『 自分の夢 』 『 家族の夢 』 『 会社の夢 』 『 地域の夢 』そして『 青年部の夢 』を年度の終了時にはっきりと思い描けられる活動を目指します。
最後に、誰もが『 夢 』を叶え喜びを知るチャンスは平等にあると思います。みなさんは半田商工会議所青年部に入会したことで『 夢 』が身近になったことに気づいていますか?もし気づいてなければ一人でも多くの青年部会員と語り合ってください。きっとそこから『 新しい夢 』が生まれ、近い将来『 夢 』を叶えた多くの人たちに会えることと確信しています。

半田YEG年間スローガン

『 本気!半田YEGに夢中 』

平成19年度(2007年)