事業所紹介第1回は平成30年度半田商工会議所青年部会長である淺井泰博さんの事業所「大和屋家具店」に取材訪問させていただきました。
記者:
創業が1899年(明治32年)といいますと、来年で120周年ですね。
半田を代表する伝統企業の一つと言っても過言ではないのではないでしょうか。
淺井:
ありがとうございます。おかげさまで皆様にかわいがっていただき、私で4代目に なります。
記者:
そもそも会社の生い立ちについてお伺いできますでしょうか?
淺井:
初代社長の曽祖父が名古屋尾頭橋にあった“大和屋家具店”で修業し、のれん分け してもらったことがきっかけです。他にもそこからのれん分けしてもらった ”大和屋家具店“が愛知県内に2店舗ほど存在しますが、当社とは資本関係はありません。
ちなみに現在ではのれん元は廃業しています。
記者:
御社の主力商品についてお聞かせ願えますでしょうか。
淺井:
日本はもとより、世界中から、新築住宅にマッチするような家具を中心に販売させて いただいております。
またこだわりの各種雑貨も取り扱っており、特に女性に好評です。
記者:
家具の魅力はどういうところでしょうか。
淺井:
家具は何も最初からすべて一式を揃える必要はありません。例えば、家族が増えたから椅子をひとつ買い足していく、などのように、ライフステージに応じ、必要な時に必要なものを揃えていく楽しみです。
机と椅子の製造メーカーが違っても素材が同一であれば、統一感のとれた家具になるのです。
記者:
最近は家具の大型販売店も増え、競争の激化が進んでいるのではないでしょうか?
淺井:
意外に思われるかもしれませんが、ほとんど影響はありません。
これまでいろいろ試行錯誤の上、対象とする顧客と商品のターゲットを特化してきていますので、大型量販店のビジネスモデルとはバッティングせず、共存共栄関係ができています。
記者:
ターゲットを絞った事業展開がキーワードですね?
淺井:
そうですね。安定した事業展開には特化は不可欠です。
当社は30~40代でマイホームを購入される方々をコンセプトに据え、永く使える上質な商品を取りそろえております。
それらを求め、知多半島だけでなく、名古屋や三河からも多くのお客様にお越しいただいています。
記者:
なるほど。でも単にいい商品だけでは120年もお客様に支持され続けられる企業にはなりえないと思います。他にも強みがあるのではないでしょうか。
淺井:
それは人材だと思います。私たちのような商売は接客が命。スタッフ全員が情熱をもって丁寧な応対をさせていただくことで、お客様にご支持いただいているのだと思っています。スタッフには本当に感謝しています。
記者:
そのような熱い想いを持った経営者である淺井さんが、こちらも伝統ある半田商工会議所青年部の会長になられました。
淺井:
半田という地域で育てていただき、生かされていることに感謝し、恩返しするタイミングがやってきたのだと思います。
奇しくも今年度は会長という大役を仰せつかり、地域全体のビジネスを盛り上げていきたいと思っています。
青年部には優秀なメンバーがそろっています。「限界を超えて半歩前へ」をスローガンに英知を結集していきます。記者:
ぜひ会長としてのご活躍もお祈りし、ご協力させていただきたいと思います。
本日はどうもありがとうございました。
淺井:
みなさんのご協力があってこそです。いろいろご支援いただくことも多いかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
会社名 | 有限会社 大和屋家具店 |
---|---|
代表者 | 淺井 泰博 |
所在地 | 〒475-0855 愛知県半田市更生町2-151-8 Y’sコート1F・2F |
TEL | 0569-21-1012 |
FAX | 0569-21-1026 |
定休日 | 木曜日 (祝日営業) |
駐車場台数 | 20台 |
創業 | 1899年 |
従業員数 | 10名 |
事業内容 | 家具・インテリア用品・雑貨等の販売 |
取材・記事作成
広報委員会 榊原一哉
広報委員会 山領典登