平成11年度(1999年) 堀嵜 祐史 会長

基本方針

戦後、日本は先進国に追いつけ、追い越せ精神の中で、大量生産・大量消費により急激な経済成長をとげ、世界の経済大国となりました。しかし、バブル崩壊後の日本は長引く景気低迷の渦の中を、何処に行こうとしているのでしょう。多くの人々が先行きの不安を抱いているのではないでしょうか。
「何か変だ!」それは、次世代へ生きてゆく者たちへの警鐘に思えてなりません。
21世紀、それは戦争の時代ではなく、調和と互恵をベースにした共生の時代と言われています。次世紀の扉を開ける前に、青年部も地域を支える青年経済人の集いとして、戦後日本の繁栄を築き上げた先人達に感謝と尊敬の念を忘れず、そして良いところを継承しながら自社企業のみならず、人や地域、国、そして地球にとって本当に良いことは何であるか、本筋を見極め真剣に考え行動する必要があります。
本年度青年部は、21世紀を切り開く先導者として、グローバルな視点で常に考え行動できる経営者づくりを図り、自社企業及び地域の発展と地域経済の円滑化を目的として取り組んでいきたいと思います。又、「平成12年度全国会長研修会」誘致正式決定の年度でもあります。青年部事業で自己研鑽するとともに、会員の意識高揚を図り12年度を見据えた活動をしていきます。そのためには、まず会員相互の交流・親睦を深め、コミニケーションを図ることにより絆を強固なものにしなければなりません。又、青年部に入会した目的を忘れず、経営・自己啓発・地域活性化等の各種事業に積極的に参加し研鑽しようとする心を持ちましょう。そうしてできた人的ネットワークや経営者としての能力を存分に活用する事により、ステップアップへのヒントとアイデアをつかみ、自社企業に的確な情報をフィードバックする事ができるのです。
素直に学び、若者らしく、はつらつと行動することにより、人はより光輝くでしょう。厳しい時代の節目に生きる我々ではありますが、自ら選んだすばらしい時代であると肯定的に考え受入れようではありませんか。
一期一会、今この時が二度と出会うことがない縁(チャンス)と信じ、勇気と情熱で青年部活動をしていきましょう。

半田YEG年間スローガン

「プラス思考に心がけ、縁(エニシ)を生かし、常に邁進半田YEG」

平成11年度(1999年)