平成7年度(1995年) 松石 奉之 会長

基本方針

知多半島の中心都市である半田市に、半田商工会議所青年部が発足して31年目を迎えました。その活動の目的と主旨は、かつての商業者の経営勉強会を主体とした時代から、半田市の明日を担う若手経済人が集い、地域経済・地域社会を捉えた活動を積極的に行う団体として、又、企業経営を学ぶ場として、確立されて参りました。そして、先輩諸兄の築かれた発足の精神は、歴史の刻む度に伝統をつくり、新たな時代の先駆者として、我々の生きる21世紀を間近かに見据えた明るい未来づくりの担い手としての自負を持つ若者魂になっていると確信致します。
多くの先輩諸兄、地域の皆様にこの30年の活動へのご支援を感謝申し上げる気持ちを形にするならば、私達青年部がこれから果たすべき役割をしっかりと認識し、地域社会に貢献できる団体でありつづけることだと思います。戦後50年、ひとりとしてその悲惨な経験を積んだ事の無い私達会員は、今、成長した日本経済に真に必要なものは何であるのか、地域社会に求められるものが何であるのか、しっかりと学び行動を起こさなくてはなりません。
若者らしい行動とは、謙虚な学びの精神・柔軟な発想から生まれるアイデア・そして勇気と情熱を持ち、スピーディであることを今一度自覚し、次代を築きあげていきたいと思います。
青年経済人として、基盤である自社の発展を念頭に、適正な利益の確保を行い、地域から愛され貢献できる企業づくりを常に目指すと同時に、青年として力の結集を地域社会の発展に大いに発揮することが、使命であると考えます。そのために、会員個々の資質の向上を図り、企業経営を学び、会員企業の体質強化の一助とするネットワークづくり等を行うことで、会員の基盤を更に強固なものとし、地域振興に・将来ビジョンの研究に・そして地域活性化の夢づくりに正面から取り組んでまいりたいと存じます。
更に、地域の発展を広域的な視野に立ち考えるならば、志を同じくする他のYEGや他団体とのネットワークを有効に活用し、夢あふれるふるさとづくりを推進する必要があると思います。
会員の総力を発揮し、大いに学び、大いに語り、夢の実現を目指して大いに行動し、誇りある青年部活動を展開していこうではありませんか。

平成7年度(1995年)