今回の事業所インタビューは、半田市や武豊町で新聞販売店をベースに、乳製品や小型荷物の配送業・理容業など、多角的に事業を展開されている(株)グッドライフの藤内雅規さんを取材させていただきました。
藤内さんは一度平成30年度に卒業されましたが、昨年度の定年延長の規約改定を受け、復帰を望む多くの現役メンバーからの熱い要請もあり、今年度再入会を果たされました。
改めて取材でお話を伺った印象は、非常にポジティブで、コミュニケーション力が高く、気さくで話しやすい方でした。
今回は事業展開の一環として、今年、美浜町布土にオープンした、奥様が経営する理容室「ホデリ」さんでお話しをうかがいました。
今のお仕事を始めるきっかけを教えてください。
中日新聞が圧倒的シェアを誇る愛知県において、全国紙の朝日新聞でもシェア拡大が難しい環境の中、父が武豊地区で朝日新聞の販売店を経営していて、自分自身も5歳のころから新聞配達や訪問集金の手伝いをしていました。
家業の手伝いもしつつ、野球に熱中した高校時代は明確に自分の進路を考えることはあまりありませんでした。新聞店は家族経営で成り立っている場合がほとんどです。僕も子どもの時から当たり前のように配達や集金の手伝いをしていました。大人になったら家族一丸となって繋いできた新聞店を自分も引き継いでいくのだろうとなんとなく感じている部分と、引き継ぐのを止めることは家族との関係性を壊す結果になってしまうのではないかと。
新聞業界は2000年ごろに発行部数のピークを迎え、当社は配達範囲を後継者不足等に悩む販売店を統廃合することで拡大し、一時は武豊から半田、そして阿久比町、知多市巽が丘地区まで配達エリアが広がりましたが、現在は経営の効率化を考え、武豊と半田の南部地区を配達エリアとしています。
普段どのようなお仕事をされているのでしょうか?
みなさんご存知の通り、インターネットやSNSが全盛の現在、昔ながらの紙の新聞媒体はどんどんシェアを落としています。若年層で新聞を読むという人が減少しています。
以前のような、新聞購読者の増加や広告収入の増収がなかなか見込めない中、新聞配達網を活かして乳製品の配達や小さな荷物を各戸の郵便受けに届ける配送の仕事をしています。
乳製品の配達は朝日新聞社と森永乳業が協力関係にあったことから、当社へも協業のお話をいただいたことがきっかけです。
荷物の配送については、当社で働いてくれていた元スタッフの方から紹介があり、ヤマト運輸のネコポスの配送を手掛けるようになりました。
新聞配達もそうですが、直接お客さんから感謝される仕事は改めて良いなとやりがいを感じながら、力を入れて仕事をしています。
また、今年の1月から、事業拡大の一環として、美浜町布土で妻が理容室を開いています。
(理容ホデリ…海沿いの大変癒されるところにあります。また、奥様は福祉理美容師資格を取得されていて、訪問カットもしていただけるようです)
仕事の一番のやりがいは?
時代のデジタル化は避けられませんが、アナログの部分を徹底的に追及していきたいと考えています。人と人とのつながりやコミュニケーションの部分がやはり大切で、仕事では、お客さんの家庭まで集金に出向き、世間話でもいいので、少しでも会話することで、信用、信頼が得られると感じています。自分自身がお客さんの喜びそうなことを考えて行動することも好きなので、全く苦になりませんし、やりとり自体が楽しみです。
また、地域のために見守り隊等で行政や警察とも日頃からやり取りをして、いつでも連携がとれるようにもしています。
コミュニケーションを大切にすることが、僕たちの業界が生き残るキーワードだと感じています。そして相手から「ありがとう」と言われることが最高に嬉しいですし、感謝される仕事に携われることが一番の喜びです。
半田YEGメンバーにメッセージ
この地域に恩返ししたい、何かしたいという気持ちに気づいて活動をしてほしいです。そうすることで少しでも半田が良くなると思うし、メンバーの成長にもつながると思います。
縁があって半田YEGに入会されたと思うので、たくさん吸収し、たくさん学んでほしいです。そうすることで半田の発展にもつながると思います。
頑張っている人を引き上げて、サポートできる半田YEGになってほしいですし、みんなで良くなっていきたいと思います。
ありがとうございました。
㈱グッドライフ
TEL 0569-23-0684
〒475-0836 半田市青山6-2-20
ホデリ(理容店)
TEL 070-8597-6746
〒470-2401 愛知県知多郡美浜町布土大池178
制作/著作 半田商工会議所青年部 広報委員会
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