さて本日は勤労感謝の日の振替休日。世間では3連休の最終日です。弊社は祝日も通常営業ですので休みという感覚はありませんが、表題のセミナーに参加してきました。
以前半田YEGの役員会にもキャラバンにお越しいただき、熱いメッセージを残してくれた杉江さん率いる常滑YEG研修委員会さんの設えです。
勝手にBCPと思っていましたが、特に地震にフォーカスした内容で多くの市民の皆さんも参加されていたことからも関心の高さがわかります。
正直、耳の痛い話というか、私の責任感とか義務感を突くような内容で心が苦しくもなりましたが、それだけ大切なお話だったということ。
それでは早速見ていきましょう!

会場は鬼崎中学校の体育館。毎年ソフトボールの練習試合をする私たちにも馴染みのあるところです。前日にもメールで駐車場の案内をいただいておりましたが、YEGに向けた研修会ではなく一般参加型講師講演といった設え。350名もの参加者を見込んだもので周辺に臨時駐車場を設けておりました。
そんな中、ミオコさんからLINEが。

なんという心遣い!杉江さんありがとうございました!ということで作業着に作業車でしたが一番近くに停めさせていただきました。周辺にはオレンジジャンパーの常滑YEGさんがたくさんいて、駐車場の誘導もしっかりされていましたよ~。

ちょうど駐車場でお二人と一緒になりました。外からはスーツの男性としか認識できていませんでしたが、ミオコさんが運転手で笠井さんが主役の様子(笑)。
「笠井さんのボディーガードも兼ねてます。」と。そんな馬鹿な(笑)。

そして会場内の常滑YEGメンバーの様子。人生経験豊富な武内さん、緊張した素振りもなく余裕の表情でした。

もちろん他にもたくさんお会いしましたが、会場に入ると「撮影禁止」という紙が至るところに貼ってあり撮りにくい。なんせみなさんご対応お疲れ様です~。
そしてこの後、田中理恵さんが「席あるからね~」とアテンドしてくれて、「絶対最前列やん~」とついていった先は最前列。やっぱりか~(笑)。

でも最前列も市民の方が座っていて、3人で「ホント関心が高いんですね」と話していました。すると笠井さんが「講師の福和先生の講演は何度も聞いてるけど、国の防災顧問みたいな権威ある方なんですよ」と。
「しかもね~、前列の人には特に質問とかしてきますからね」と。マジか、と思ったけどせっかく準備してくれたお席なので仕方ないですねと。

そうこう話しているとアッコさん登場。急遽来れるようになったから、行くと聞いてた西尾YEGのセイヤくんに「たまには迎えに来い」と連絡して乗せてきてもらったそう(笑)。
私の隣ももうひと席空いていましたが、す~と後ろに消えていきました。という感じでしたがいよいよスタート!

武内さんは常滑YEGという団体についてお話しされていました。市民の皆さんの認知度向上はどの地域でも大切ですからね!しかし未だに「20歳~50歳の若手経営者」という言葉に違和感を感じます(笑)。
私ももう43歳。すでに若手ではないですよね(笑)。

そして杉江さんのこの研修会に至った背景をお聞かせいただきました。正直響きましたね~。
ご存じの方も多いかと思いますが「杉江製陶株式会社」さん、大きな会社で全国どころか海外でも展開しています。

簡単にはインフラを支える配管を作っている会社。私のメイン事業であるNTT設備にも使用されています。
で話を戻しますが、2011年3月11日。東日本大震災の日は東京に奥さんといたそうです。東北でインフラ工事を行っており、納品でそちらに行っていたと。3月11日は南相馬市で現場打合せの予定だったそうですが、先方の都合で1週間予定をズラしたところ震災が起きた。
予定通り行っていれば恐らく被災していただろうし、もしかしたらこの場にもいなかったかもしれないとお話しされていました。そして当時お付き合いのあった業者さんも数名犠牲になったそうです。
で当事者になれば分かる気もしますが、震災で携帯が使えなくなったことで家族の安否確認ができず、通れる道路が海沿いだったことからその道を選択して家路に向かい津波に巻き込まれたというお話をされていました。
通信設備の保守を請け負う人間としても考えさせられたし、どーしてもこの地域の人にこの講演を伝えたいという気持ちがよくわかりました。
そしてこの後は福和先生の登場。と同時に写真撮影禁止です。とても興味深くて、とても内容の濃いお話でした。
全容を紹介するのも難しいし、かなりのスライドを用いて講演してくれていたのでジェミニでギュッと要約してお伝えします。
1. メインテーマ:南海トラフ地震という「国難」への警告
単に「大きな地震が来る」というだけでなく、それが日本経済や社会システムを崩壊させかねない「国難」であることを強調します。
- 「迫りくる国難、南海トラフ地震を乗り越える」
- 内容: 過去の歴史(安政東海地震など)を振り返り、次の地震がいつ起きてもおかしくない科学的根拠を解説。
- 特徴: 「想定外」という言葉を封じ、「最悪のシナリオ(インフラ停止、長期の避難生活)」を具体的にイメージさせます。
- キーワード: 「災害の想像力」「日本沈没の危機」「事前の備えこそが最大のコストダウン」
2. 企業・経営者向け:BCP(事業継続計画)と企業防災
経営者に対して、「防災はコストではなく投資である」と説く内容です。
- 「企業存続のための防災戦略 ~BCPと地域連携~」
- 内容: 被災した際に、従業員の命を守り、いかに早く事業を再開するか。サプライチェーンの寸断リスクや、本社機能の停止リスクへの対策。
- 特徴: 「従業員を守れない企業に未来はない」「地域が壊滅すれば企業も成り立たない(地域連携の重要性)」という厳しい視点も交えます。
- キーワード: 「耐震化は経営責任」「サプライチェーン」
3. 市民・一般向け:減災(げんさい)の思想と「自助」
「行政が助けてくれる」という甘えを捨て、自分の命は自分で守ることを強く訴えます。
- 「自分の命は自分で守る ~今日から始める減災アクション~」
- 内容: 家屋の耐震化、家具の固定の重要性。なぜ人は逃げ遅れるのか(正常性バイアス)という心理学的な解説。
- 特徴: 難しい数字よりも、「寝室に背の高い家具を置かない」「水とトイレの確保」など、今日すぐできる具体的な行動を促します。
- キーワード: 「家具固定」「正常性バイアス(自分だけは大丈夫という思い込み)」「近所付き合い(共助)」
とまぁ、いい感じに要約してくれました。さらに付け加えるなら、日本という災害と共存してきたような国において「大きく歴史が動いた時」には「災害」が関わっているという事実があるということ。
更に現在の住宅安全性評価?または耐震強度というのは「土地」を鑑みていないということ。地盤の強い場所でも埋立地でも「住宅の評価」は同じだけど、災害に対する強度は全く違うものになりますという話。
そして科学者は「わかる」ことしか話せないので、わからない情報は表に出てこない。つまり「いつ」「どこで」「どんな」災害が起こるかはわかっていないよと。何年以内に何%の確率でどうこうなんて誰にも分らない話ってことね。
で笠井さんの言っていたとおり、参加者に質問をぶつけながら、ディスリながら講演を進めていました。特に常滑YEGメンバーや常滑市長はやられてましたね(笑)。
なんでかって、私にとっても一番耳の痛い「当事者意識」の話だったから。地域の未来を支えていく商工会議所やYEGメンバーが行政や他地域の仲間と手を取り合い、減災や復興支援に全力で向かっていくことが大切なんだと。
先生ははっきりと「自分と家族の命を今から守れるように準備しておき、災害が起きた際には誰よりも早く復興を助けろ」と仰っていました。ホント言ってることはわかるんですよ・・・なんて甘いこと言ってちゃダメなのもわかり心苦しいです。
てな感じで講演はおしまい。難しいような話もありましたが、ぜひみんなにも聞いて欲しい内容、そしてどこまで当事者意識を醸成させられるか考えさせられるお話でした。

今日は真剣に考えすぎて知恵熱出ますわ(笑)。しかし私にとっても家族にとっても、地域にとっても日本にとっても大切な話。お誘いいただきありがとうございました!

帰りに会った杉江さんは、「こーいう研修を4YEGプラスワンで持ち回りできないかな」とお話しされていました。多分できますよね。私はけっこう研修好きなので、その後懇親会すれば交流も図れるしいいんじゃないかなと思いました。
まぁそのあたりは単年の担当者さんでお話しするレベルでも変更できるのかな~と。ということでおしまい。
武内会長、杉江委員長、常滑YEGのみなさんありがとうございました!お疲れさまでした~!









